市民情報ハーブティー21号
サウンドテーブルテニス
盲人卓球
京都大会優勝
今里 弘美 さん
(いまさとひろみ)
プロフィール
1944年大阪府生まれ。2歳で完全失明になる。小中学校は、一般校と同じカリキュラムの大阪市立盲学校へ進学。高校は、小さい時からお琴を習っていたので就職を意識し大阪府立盲学校音楽科邦楽科へ。その後、親の反対を押し切り、京都府立盲学校理療科専攻科へ入学し、鍼灸師を取得。整形外科病院に就職し、盲学校の同級生と結婚。夫の鍼灸院を手伝い、母としても、子どもの保育所や学校、近所付き合いをこなす。
京都府身体障害者相談員・京都府視覚障害者協会理事(市民啓発部)。宇治市在住。
Qどんな思いで活動されていますか?
周りの人たちに視覚障害者を正しく理解していただくための活動をしています。ただ、「普通に暮らす」それだけのことがどれだけ難しいことか、なかなか判ってもらえないのが実情です。同じ24時間しかないなかで、何をするにも数倍時間のかかること、また「できないこと」は何かなど、他人には分からないことです。
視覚障害者が住みやすい地域にするために頑張っています。自分たちの暮らしができるだけ周りに近づけるようにと思い努力しています。
Q視覚障害の方はどのように情報を得るのですか? テレビやラジオ、携帯電話やパソコンの他、新聞・資料・パンフ等の点訳については、点字です。朗読については、テープで情報をもらっています。点訳や朗読の多くはボランティアによって行われています。
Q外出するときのことを聞かせてください
白い杖1本を自由自在にコントロール、音と体感がたよりです。
近くのスーパーや宇治市総合福祉会館、京都ライトハウス(視覚障害児・者のための総合福祉施設)などへの外出は、慣れたところなので1人で行くことが多いです。
これは交通の便がよく、情報の収集が簡単にでき、人とのコミュニケーションが上手くいきやすいところであるからこそできるという面があります。
Q外出するときのことを聞かせてください
もともと何も見えない私にとって、人とのふれあいは、言葉と体感で勇気をもってアプローチすることが大切です。そして、できること、できないことを、知っていただきます。
点字訓練、朗読訓練で、自分が点字で文章をつくり、それを読むことで司会などもできるようになりました。今年は初めて町内の組長も引き受けました。
Qご自分の性格は?ものごとを隠すことなく、こだわりなく、あっけらかんとするタイプです。人間の道を踏み外さないよう、当たり前に生きることで精一杯です。
Qご趣味は?朗読、コーラス、ハイキング、園芸、盲人卓球(ピンポン球の中に音が出るように鉛が入っている。長方形の板がラケットで、台の上で球を転がすゲーム)です。視覚障害を意識せず活動しています。
Q夢はありますか?
少し怖いですが、外国旅行に行きたいです。
インタビューを終えて
小さい時から社会の変化に対応して、今も日夜、バリアを感じて行動する弘美さん、大変ですね。自分でできないこと、危ないことはボランティア(ガイドヘルパー)に介助を頼み、できること(買い物や趣味や各種団体の仕事)を積極的に活動している姿が、目に焼きついています。これからも身体に気をつけ、視覚障害者の模範になってください。 (kashiba)
UJI女性会議2006 プレゼンテーション
2007年2月17日(土)
主催:宇治市男女共同参画支援センター
今年の女性会議は、オフィス設立シミュレーションとして“オフィス創出ラボ”という仮想オフィスを設立し“ゆめりあ うじ”の3階フロアー活用について企画するワークショップを行いました。
受講生の経験、技術、資格などを生かしネットワークすることで1つの事業にデザイン化していく…というもので、事業企画をまとめていくプロセスを1段1段お互いに刺激し育て合い、コーディネーターと共に組織化していきました。そして、プレゼンテーションでは受講生が自分たちの力で実現可能な事業企画を発表しました。
具体的には、“オフィス創作ラボ”として ①管理部門 ②事業部門を置き、②においては情報部・健康部・チャレンジ部・相談部として事業展開し受講生が担当するということでした。
情報部では、誰もが気軽にふらっと足を運べる場であること…そのためには目に付きやすいパンフレットづくり~わかりやすく親しみやすい内容のもの、更に、あたたかさが加わったパンフであることなどが強調され、実際に制作し配布されていました。
健康部では、自分の心、体、生き方に気づき、それを受け止め、まるごとつなげていく“ふらっとおいで事業”として、カフェという居場所をつくるという提案でした。
チャレンジ部では、子育てサロンからの事例を通してそこから見えてくるものを問い直し、その気づきからどのような場や人が必要かということや地域や家庭、仕事とのつながりについてを課題としていました。
相談部では、相談することから見えてくる課題があり、それに必要なものを自身で見出してもらう…それには、どんな内容の相談でも受け入れてくれる窓口や、出前相談がぜひとも必要であり、そのためには地域でのジェンダーやエンパワメントの視点を持つコーディネーターの必要性も問われていました。
プレゼンを聞いて、私も何よりも思いを伝えることの大切さ、カタチにしていく段階から得られるものの大きさ、チームワークで刺激し合える環境をいつも大事にしながら、市民活動に前向きに皆さんと一緒に足を運んでみるように心がけたく思いました。 (Hayata)
ハーブティーのメッセージ
平成19年4月の新会計年度を機に、本誌はその紙面構成・発行回数・紙面の大きさなど改善・改良のため大幅な見直しが構想されています。そのため、本誌2号からこのページの作成に関わってきた市民スタッフ・ハーブティーの活動もこの3月でその活動を終えます。紙面づくりなど全く素人集団の市民スタッフ・ハーブティーの活動は、多くの皆さんのご協力で続けることができました。中でも、インタビューなどにお忙しい中応じてくださった方々、紙面づくりを直接的にサポートくださった男女共同参画支援センターの担当の方々など、多くのみなさまに厚く御礼申し上げます。
◆ 活動は21号で終わりました。インターネット(ブログ)に掲載できたことがプラスに
なりました。いつの日にか、これらの記事を思い出に…。 (Kashiba)
◆ これからも、市民活動を推進してまいります。 (Hayata)
◆ 短い間でしたが活動に参加させていただき、ありがとうございました。 (Nakamura)
◆ また違った姿で、お目(紙面)にかかれることを願っています。 (Araki)
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